説得をつかさどるものは何か、その答えは前段階にある。
前もって注意を向ければ、イエスと言ってもらえる確率が上がる。
プリ・スエージョンとは
persuasion(説得)の冒頭のperをもじって、
pre(前)＋suasion(勧告・説得)とした著者チャルディーニによる造語。
プリ・スエージョンの仕組み
プリ・スエージョン(下準備)の基本的な考え方は、準備段階で注意を戦略的に誘導すれば、メッセージが届く前から受け手を同意する気にさせられるというものです。肝心なのは、まだ出会っていない情報と連想で結びついた概念に、受け手の注意をを前もって向けさせることです。では、なぜこれがうまく機能するのでしょうか。どのような精神的メカニズムが働いて、ワインショップでドイツ音楽を流すとドイツのヴィンテージワインの売り上げが伸びたり、履歴書を重みのあるバインダーに入れて提示すると、面接官の評価が上がったりするのでしょうか。
著者33年ぶりの単独書き下ろし。
そして今、
影響力の武器は
新たなステージへ
PRE-SUASION
ロバート・チャルディーニ
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